Digitarium Kappa
Digitarium Kappa(デジタリウム・カッパ)は、16mまでのドーム径に対応し、1600ピクセルの解像度があります。これは、Digitarium Epsilonのフルドームモードにおける画素数に対し、約78%増加しています。
また、オプションで欠球モードに対応した魚眼レンズを選択することにより、ほぼ2Kとなる1900×1600ピクセルの投影を行うことも可能です。欠球モードは、全天周映像作品の上映に適しています。
Digitarium Kappaは、プロジェクター1台によるシステムとしてはDigitariumシリーズの上位モデルで、高解像度と高輝度を要求される全天周映像作品の上映、没入感のあるシミュレーション、VR映像の上映、あるいは科学的な可視化ソリューションにとって最適なシステムです。価格を低く抑えているので、本格的なシステムの導入を検討される方にもベストな選択肢の一つになります。
Digitarium Kappaでは、Digitarium Universal Consoleライセンスが標準装備されています。Apple社のiPadシリーズ端末により、Digitariumの映像を操作することができます※。
※PC等でも操作可能です。
Digitarium Kappaには、新しい映像エンジンNightshade NG Professionalを搭載しています。Nightshade NG Professionalでは、太陽系内の空間はもちろん、銀河系外に移動して、その場所から見える宇宙を投影することができます。
Digitarium Kappaのレンタルおよび同機による出張上映を行っています。サービスをご希望される際はお問い合わせください。
モデル種別 | 常設型モデル | 移動型モデル | |
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最大ドーム直径 | 16m(ドームが大きくなると明るさが若干落ちます) 12m(カラーホイールがVizSim Brightのとき) |
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解像度 | 標準 | 1600ピクセル | |
欠球 | 1900×1600ピクセル | ||
1度あたりの ピクセル数 |
標準 | 平均 8.9 | |
欠球 | 平均10.6 | ||
投影角 | 標準 | 167度 | |
欠球 | 144度 | ||
視野角 | 標準 | 180度(全天周) | |
欠球 | 180×152度 | ||
プロジェクタ輝度 | 7500ルーメン(魚眼レンズでの投影時には輝度が若干落ちます) ※カラーホイールをVizSim Brightにすると暗くなりますが、色再現性は向上します。 |
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コントラスト比 | 約2100:1(プロジェクターのコントラスト比は8000:1) | ||
ランプ寿命 | 高輝度時2000時間 ※プロジェクターランプは消耗品です。製品標準保証の対象外となります。 |
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投影画質 | 最高画質(専用魚眼レンズを使用) | ||
恒星カタログ | ヒッパルコス星表、TGAS | ||
映像エンジン | CU-1(1600) OP11 / Nightshade NG Professional | ||
全天周映像 | 対応(ドームマスター) | ||
オーディオ | 5.1チャンネルサラウンド対応 | ||
ストレージ | 2TB | ||
外付けメディア | 全天周映像作品を収録したUSBメモリ | ||
Universal Console ライセンス |
標準 | ||
ユーザー インターフェース |
赤外線リモコン、ゲームパッド、Apple iPad(オプション) ※据置型ではコンソール卓の設置が可能 |
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エレベーション機構 (オプション) |
対応 | − | |
電源 | AC100V, 10.4A, 50/60Hz | ||
適合規制 | FCCクラスA、CEクラスA (RoHS準拠)、UL/CSA認定部品使用 | ||
動作環境 | 動作時:10〜40℃、RH20〜80% 保管時:-20〜60℃、RH10〜90% ※結露しないこと |
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大きさ | 51×40×83.2cm | 運搬時 :51×42.5×64cm 使用時 :51×42.5×89cm 収納ケース:99×64×56cm ※3辺合計219cm |
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重量 | 37.7kg | 本体 :32.7kg 移動ケース:21.6kg 総重量 :54.5kg |
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備考 | Digitarium Lambdaへの アップグレードに対応 |
欠球モード
欠球モードは、ドーム後方の一部(全体の約15%)の表示を行わない代わりに、投影解像度を上げるためのモードです。欠球モードでは、ほぼ2Kとなる1900×1600ピクセルの投影を行うことができます。全天周映像の投影に適しています。
※欠球モードを使用するためには、専用の魚眼レンズを用います。
※欠球モードのシミュレーション